初収穫と初躊躇
昼すぎから、ラジオを聞きつつ庭仕事。チェーンソーや斧を駆使して工作や薪割りに励む。
一段落して休憩したとき、ふと思いついて裏庭へ。約1年半前に原木に菌を植えたシイタケ、早ければこの秋に収穫といわれてたのを思い出したのだ。どんな按配かなーと見に行ってみたところ。
一本だけあった。いかにもシイタケっていうちっこいのが、原木からぴょこっと顔を出している。
反射的に手を伸ばして収穫しようとしたが、寸前でその手を止めた。せっかく生えてきたんだから、食べるのはもうちょっと大きく育ってからってのもあるし、時節がら不吉な考えが頭をよぎったのだ。……これ、ほんとにシイタケだろうか?
そーいえばちょっと軸が太いようだし、すぐそばには明らかにシイタケじゃないキノコが、菌を植えた覚えもないってのにびっしりはびこっている。この1本だけのかわいいやつがシイタケだって保証はないし、下手なキノコを食ったら命の保証だってない。
クリタケとニガクリタケの例もあることだからシイタケに似てるからといって安心してはいけないのかもしれない。スーパーマリオみたいに巨大化したりしても困るし(これ以上でかくなってどーする)、どっかの俳優みたいにラリったりする趣味もない。何はともあれ、詳しい人に相談してからってことにしようと決めた。
ところでこのシイタケ、僕から何軒かの家に菌苗や原木をプレゼントした。そういう皆さんのところではこの秋の収穫ってあったか、そして無事にシイタケと確認されたか、ぜひ確認しておかなければ。