フクロウの木彫りとデジカメの代替り

3年1か月前の画像も要チェック

 文化の日にちなんで、ってわけでもないけど、庭で自作彫刻の撮影。ずっと前からちょこちょこ彫ってたフクロウの三太くん像、台座の部分を本の形に仕上げて、ようやく全体像が固まったのだ。磨いたり何だりの仕上げはまだだけど、足元に出てきたクラック(潜在的割れ目)をどうにか避けてまとまってほっと一息。
 庭で撮影したのは、木彫りの素材としてウリハダカエデ材を使ったから。庭の大きなウリハダカエデが黄葉まっさかりなので、背景にしたかったのである。この木からこういうものができたのかと思うと、彫った自分でもちょっと不思議な気分になる。
 それから野外撮影にしたのは撮影機材の都合ってのもある。いただきもののデジカメの充電器がこわれちゃって使えなくなり、仕方なくニンテンドー3DSで撮影してる今日この頃なのだ。しかし、もとがゲーム機なもんだから、デジカメとしての微調整などできない。2D写真としてはざらっとした質感なのと、野外の光がないとうまく撮れないってのがネックである。何を撮っても立体写真になるのは面白いっちゃあ面白いんだけどね。


 その写真を保存したり加工したりしてたら、面白いことに気付いた。
 今回の木彫りフクロウ像には実在のモデルがいる。三太くんと勝手に命名した野生のフクロウで、彼の木彫り像を作りたくてチェスセットを作った時の余り材料を彫ってたのである。
 そのモデル写真のデータを見たら、画像製作日が2008年10月3日と表示された。三太くんが燃えてる暖炉から我が家に飛び込んできてから3年と1カ月がすぎ、こうやって木彫り像の撮影なんぞしてるわけだ。あれからいろいろあったなーとか、三太くんは今頃なにしてんのかなーとか、晴れた空を見ながらふと思う秋であった。