リース素材とスモーク料理

くろべーにかけるとちょっとハワイ風

 ここ数日、くろべー散歩の時にツタを探しながら歩くようになった。
 きっかけは知人宅で奥様から「竹内さんとこはツタは生えてる?」と聞かれたことで、何かと思ったらクリスマスリースを作りたいんだとか。ご主人がツル植物で輪っかを作る方法を教えてくれたので、僕も簡単なリースのもとなら作れるようになったのだ。
 なにしろ、ツタならそれこそ山ほど生えてる環境である。散歩の途中でずるずるっとツタを引っ張って収穫、歩きながらちょこちょこっと細工すると輪っかができるので結構たのしい。帰宅するまでに1つや2つはできるので、これで商売できそーである。


 もう1つ、最近凝ってるといえばスモーク料理。肉や魚を桜の薪で焼いて食べるってのは前からやってたけど、最近はスモークしてから煮込むっていうのを覚えたのだ。
 ポークカレーなんかは安い肉を使ったり煮込み加減を間違えたりすると臭みがでたりして、思ったほど肉が美味くねーなってことがあるけど、一度スモークしてから使うってえと一味違う。一味というか、味が濃くて独特のうまみがあって歯ごたえあって、いいことづくしな感じなのだ。男のえーかげんな暖炉料理だと魚の煮物なんて大抵似崩れるが、それもスモーク効果できれいに煮えたりして、やっぱり手間かけるとそれなりの成果があるんだなーと、当たり前のことを今更実感している。
 そーいや『カレーライフ』でカレー関係の文献を調べてる時、ビーフカレーを発明したのはイギリス人で(そりゃインド人は作らんわなあ)、それには週末にローストビーフを焼く習慣があったことが大きいなんて話があった。まとめて焼いた牛肉の残りをスパイスと一緒に煮込んだんだそうで、そう考えるとスモークとカレーってのも意外にもともと近しい関係にあったのかもしれないね。
 これから寒い時期は暖炉に火が入りっぱなしになったりするんで、いろいろ試行錯誤する機会もありそーだ。越冬地に移るまで、いろいろ試して楽しもうと思っている。