雪獄の打開策アイテムとコンクール授賞式の案内

雪にうもれた我が家です

 冷え込みの続く中、今日は風がなく日差しがあって意外とあったかいので、久々に自宅山荘に行くことにした。プチ引っ越しして今は越冬地暮らしとはいえ、いろいろ必要なもんがあってたまに帰宅したくなるんだよね。
 とはいえ、その帰宅ってのが大変なのである。道路はところどころでアイスバーン化してて気が抜けないし、雪山の積雪は1メーターくらいある上に道路脇は除雪車が飛ばした雪が壁になっている。車止めから自宅までは雪中行軍で、脚がずぼずぼはまって身動きとれなくなるほど。スキーヤースノーボーダーが泣いて喜びそうなパウダースノーに両足がずぼっとハマると本当にやっかいで、文字通り這いずるようにして家まで辿りつく。
 んがしかし。こーゆー過酷な環境下では「家に辿りつく」イコール「家に入る」ではない。玄関の扉の前にも雪はしっかり積もってて、その雪をかきださないと中に入れないのだ。なんだかRPGのトラップみたいだよなあ。
 まあしかし、こっちも一応、打開策のアイテムは仕込んである。雪の中から玄関近くにおいといたスコップを引きぬき、わっせわっせと雪かき。一汗かいてよーやく帰宅。なんだって自分の家に入るのにこんな苦労をしなきゃいかんのだか……


 自宅からあれこれ持ちだしたついでに、管理事務所にたまった郵便物を受け取る。今ごろ年賀状を見てるあたりが旧歴もびっくりな季節感。
 中に一通だけ速達があって、見れば読書感想画コンクール(『自転車冒険記』が課題図書に選定されてる)の授賞式の案内状である。管理事務所に速達や書留が届くとスタッフが電話で一報くれるのが通例なのだが、何故か普通郵便の扱いだったらしい。
 版元からは「授賞式が行われるそうです」「もしかしたら、竹内さんにも案内が行くと思います」とだけ聞かされてたんだけど、こうして留守宅に届いてるんじゃ速達の意味ないわな……
 下山途中で昼食に寄ったベーカリーカフェで開封、よーやく式の日程が分かり、『自転車冒険記』をもとにしてくれた絵が2作品ほど入賞してることも知った。主催側からは「ご出席いただき入賞者と親しくご歓談を」なんて書いてあったけど、「交通費につきましてはご容赦のほどをお願いいたします」とも書き添えてある。17日までに返答をってことだが、どーすっか迷うとこだよなあ。
 もちろん絵は見てみたいし、入賞した読者さんたちに声もかけたい(受賞おめでとう&読んで描いてくれてありがとう!)。だけど、自腹で上京ってのはもちろん、その間のくろべーの世話をどうするかってのも、僕にとっては結構な負担なのだ。――どなたかか越冬コテージに遊びにきて、おいらの留守中にくろべーをあずかってくれませんかー?
 ちなみに入賞作はそのうちネットでも見られるようになるみたいだし、主催者の中には毎日新聞社があるので日曜版か何かの誌面にも掲載にものりそうである。相変わらず詳細については知らないんだけど、ご興味ある方はチェックしてみてくだされ。