感想画コンクールと同級生アナウンサー

川原で遊んだ時に撮影

 朝起きると暖房を入れ、テレビやパソコンをつけるのがこのところの習慣なのだが、今朝は目の覚める情報が2つ飛び込んできた。
 1つは読者の人がフェイスブックに書き込んでくれた、読書感想画コンクール情報。入選した作品が公式発表となったようで、『自転車冒険記 12歳の助走』をモチーフにした絵画作品もネット上で見られるようになっているのだ(http://mainichi.jp/sp/kansouga/jyushou.html)。興味ある方は見てみてねってことで、リンク先はこちら。↓


http://mainichi.jp/sp/kansouga/junior/006.html

 これは中学生の部の優良賞受賞作、牧田茉理乃さんの「旅の終わり、そして始まり」という作品。橋を車輪受けに見立てたってことで、橋梁のワイヤーとスポーク、タイヤの模様と龍の鱗って感じでイメージが繋がっているデザイン性がお見事。迫力ある構図で空に北斗七星まで描いてあって、実に盛り沢山な絵となってます。


http://mainichi.jp/sp/kansouga/high/006.html

 こちらは高校生の部の優良賞受賞作、添田賢刀さんの「多々羅大橋、鳴き龍」という作品。瀬戸内海にかかる多々羅大橋には龍が天にのぼる音が再現されてる場所があるんだけれど、その音を絵の中に表現した作品になっている。音が上にむかっていく様を人物の視線と点描で表わすテクニックが本格的だし、印象派や新印象派が好きな僕としては嬉しいかぎり。

 朝からこの2作品を見てて、ふっと昔のことを思い出した。そーいえば僕の高校時代、同じ学年に絵の天才少年といわれてる男がいて、こういう読書感想画で何かの賞をとって話題になっていた。今回のと同じコンクールかは覚えてないけど、今年が第23回ってことは、当時が第1回か第2回だった可能性はあんのかな。
 アホ高校生だった僕は、その受賞者の天才少年に、おいらの小説の挿絵を書いてくれよと申し込んで断られた覚えがある(当時から小説書いてたのだ)。考えてみりゃ、それから20年以上たって、こうして自作の絵を描いてもらえるようになったわけで、小説を書いてるだけではえられないイメージの広がりをこうして目にすることができたのは幸せだなーと思う。


 ネットからふと目を離してテレビ画面を見ると、フジテレビの「めざましテレビ」で、4月からのリニューアルが発表されていた。
 病気療養中のメインキャスターの大塚さんが番組を卒業ってことでコメントが読み上げられ、ふーんと思ってたら、そのことを発表してた伊藤アナウンサーまで卒業と付け加えられた。僕が寝起きにフジテレビに合わせてた大きな理由は彼だってので、結構びっくり。
 伊藤利尋アナは大学時代に隣のクラスにいて、語学の授業で一緒だった。なんか学生服を着てた印象の強い真面目な学年で(体育会系は学ランの習慣がある学校だったんだけどね)、共通の知人が「こいつ成績全部Aなんだぜ」なんつって紹介してくれたのを覚えている。
 アホ学生だった僕はびっくりして「そんなに点数稼いでどうすんの?」みたいなことを質問した。別に嫌味いったり文句つけたりするつもりはなく、単純に不思議だったから訊ねたんだけど、伊藤青年は困ったように笑っただけで何も答えてくれなかったっけなー。――20年ほど前の東急大井町線の車内でのやりとり、不思議と今でもよく覚えているのはどーしてだろう。
 その彼が大学出てしばらくしたら「アミーゴ伊藤」なんて呼ばれてラテンな衣装でマラカス降って躍りながらアナウンサーをやっていた。(Aとってたのはアナウンサーになるためだったんだね)その映像にぶったまげたのが発端でめざましテレビを見るようになり、その後いろいろ問題があっても見続けてきたんだけど、その伊藤アナが卒業じゃあ、朝につけるチャンネルもかわってきそうだな。NHKやTBSはちょっと抵抗あるし、やはり『カレーライフ』でお世話になった日テレだろーか。
 しかし、めざましテレビは大塚キャスターが病気療養に入ってから伊藤くんが司会で回してる感じだったので、てっきり彼が継ぐものかと思ってた。及ばずながらその路線を応援してるつもりだったので、ちと残念である。まあ社内人事のしがらみもあろうし、彼はすっかりいろんなバラエティーに引っ張りだこだから、「めざまし」を離れた方が活躍できるのかもなー。