モミジイチゴ収穫とウェブマガジン連載

「瓶ごと突き出されても……」の顔

 昼前から来客、みんなで水を入れたペットボトルを携え、モミジイチゴ狩りに繰り出す。
 天気予報じゃ天気は下り坂ってことだったが、いい方に外れて上天気。今年は実が熟すのが遅いかなーと心配してたモミジイチゴもそこそこの量が収穫できた。現地ガイドとしてはほっと一安心である。
 なにしろここらは7月に入ると草刈り業者が入って機械でがーっと道沿いの下草を刈りとるので、日当たりのいいところに茂るモミジイチゴはまとめて伐採されちゃうのだ。僕は日々の散歩で適当に収穫すりゃあいいけど、わざわざ採りにくる人は今日を外すとタイミングがないわけで、山道を案内する僕としては収穫を楽しんでもらえるかどうかってのは結構気がかりなのである。


 モミジイチゴ酒を仕込めるくらいには収穫したとこで、ちょっと遅めの昼ごはんをとりに囲炉裏料理の店へ移動。この地ならではの川魚を満喫してみんな喜んでくれたし、おいらも人の運転で出かけて平日の昼間から酒飲んで満足。
 気持ちよく酔って帰宅して、夕方の散歩を済ませてシャワーを浴びる。コーヒー飲んで酔いをさまし……たのは仕事の電話がかかってくる予定だったからで、示し合わせたみたいに2本立て続けにかかってきて今後のスケジュールがちょっと固まった。
 えーと、なんだかんだと先延ばしになってたウェブ連載の新作小説ですが、8月上旬からスタートってことになりそうです。詳しいことはまた後日告知しようと思いますが……タイトルは『司書室のキリギリス』。学校図書館を舞台にした、本にまつわる連作ミステリー小説です。『図書館の水脈』以来のブッキッシュなストーリーですんで、どうぞお楽しみに!