腫瘍の再発と術後の経過

注射の後、目で先生の動きを警戒中

 くろべーのエプリス、再発。昨日、快癒と書いたばかりなのに、おそれてた事態が起こってしまった。
 午前中、仕事部屋にのぼって、資料チェックしつつマッサージチェアをリクライニングさせて……とやってたら、くろべーは元気に僕の上に飛び乗って、となりのトトロの女の子状態で目を閉じている。
 ちょうどいいので、口をぴろーんと開けさせて中をチェック。そしたら、今度は左上犬歯付近がちょこっとだけ腫れてることに気付いてしまった。こないだ切除したのがチョコボール大だとすれば、今度は爪切りでちょっと伸びた爪を切った程度の大きさ。
 でも再発だったら見過ごせない。しかしまた手術となったら老犬の身に負担じゃなかろうか、もうちょっと様子を見ても……などと葛藤することしばし。やっぱり早期発見早期治療にこしたことないし、こないだ鎮静剤の副作用がつらそうだったことも先生に相談すりゃあいいやと、とりあえず動物病院へ。
 くろべー自身はドライブで浮かれ、動物病院の先生夫妻に会えるのも嬉しいは嬉しいらしい。しかし、これから起こることへの不安を感じて落ち着かない顔に。なんか騙したようで申し訳ないが、これもお前の健康のためなのじゃと心の中で言い訳。
 午前の診察時間が12時までで、そのぎりぎりに到着して昼休みに入りかけてた先生に見てもらったところ、すぐ手術しちゃおうということに。いつも12時まで診察、午後の診察時間までの空き時間に手術というスケジュールの病院なのだが、今日は手術予定がなくてタイミングがいいっちゃあタイミングがよかったのだ。
 老犬で鎮静剤がつらいことも説明したのだが、それでも対処は早いにこしたことないらしく、すぐ鎮静剤注射。……診察台にのせられて不安げな様子や、鎮静剤がきいてぐったりしていくくろべーを見てるとつらい。


 今回は前回よりさらに病巣が小さく、手術も簡単だったってことで、早期発見ですぐ連れてきたことはよかったらしい。なるべく楽なようにと鎮静剤の中和剤を多く注射してくてたとのことで、くろべーもわりと早く回復。二度目ってことである程度なれてきたのか、病院の外に出ると片足あげてマーキングしたり、雌犬らしきにおいを熱心に嗅ぎまわったりしている。
 相変わらず手術後はぼーっとしてるが、帰り道で大好きなご家族のいるカフェに寄り、そこで軽く昼寝させてもらって回復をはかる。夕方に帰宅すると、家まで歩く足取りは重く、疲れた様子ですぐに眠っているが、どことなく前回よりは楽そうかな。
 早く回復してくれること、それとこれ以上再発しないことを祈るばかり。何か再発防止のための方法をご存じの方、情報お寄せください……