モミジイチゴとアートスポット

くろべーも認める美味しさ♪

 このところ秋が近づいて日が短くなった、って話をよく聞くけれど、僕としては「朝が涼しくなった」ってことを実感している。
 寝相が悪いので明け方に布団がはがれてると冷えて目が覚める。朝の散歩の時も、7時くらいだと朝陽が森の木立に遮られてて直射日光を浴びずに歩ける。お山の朝のきりっとした空気の中を歩くのは気持ちいいし、8月最後の週末が過ぎたせいか別荘族もめっきり減ってくろべーにリードをつけずに歩けるのも嬉しい。くろべーボールパークことリゾートマンションの駐車場からも車が消えてボール遊びし放題だし。
 そんな気持ちいい朝の中、今日は1年物のモミジイチゴ酒をお蔵出し。仕込んでおいた瓶を13か月ぶりくらいに開封し、茶漉しで漉しつつ小さな瓶に移し替える作業である。夜は某アートスポットでの持ち寄りパーティーにお邪魔するので、おいらは珍しい酒でも持参しようと思ったのだ。


 案内チラシをもらった時は、よくアートギャラリーでやってるようなオープニングパーティーみたいなノリかと思い、知人のアーティストに「ちゃんとしたカッコでいかないとまずいかなあ」などと相談したほどだった。しかし行ってみたらもっとはるかにフランクで、陶芸工房でのお好み焼き大会って雰囲気である。もちろん僕にはそっちの方が嬉しいし、それを見越して短パンとサンダルというラフな格好で来てたんだけども。
 棚に乾燥中の彫刻作品がずらっと並んだ空間で、作業台に英字新聞が敷かれ、手作りならではの味わいがある皿やグラスが並んでいる。そこの空間に彫刻家や染織家や陶芸家や竹工芸家が集まって、和気あいあいと談笑&飲食。いい雰囲気だなーとしみじみ。
 おいらのモミジイチゴ酒も女性ウケがいいようで嬉しいかぎり。アートスポットってなんとなく敷居が高く感じちゃうし、アート展で作品だけ見ても「ふーん」って感じで通りすぎちゃうことが多い。それがこういう形で寄せてもらって作家本人に触れるってえと、これからいろいろ見て回る楽しみが増えそうだ。
 つうわけで、まずは名刺もらった人たちの名前でネット検索をかけて作品画像を鑑賞してみようかな。なにげなーく知り合ったけど、実は結構すごい人ってことが多そうでわくわくするなー。