肥後守の木彫りと未解決の謎解き

新酒飲んで新春を迎える予定

 大晦日である。なんだかんだとバタバタしてて、今年は年賀状かいてない。巳年なのにショパン猪狩がいないことですし、今年(来年)は年賀状は中止させていただこーと思いますのでお許しください……
 さすがに今日は仕事する気しないので、朝から洗濯終えたら自転車でお出かけ。軽くサイクリングして買物&寿司屋でビール、帰宅後は久しぶりに木彫りにとりかかることに。
 工作ノートに描いた下絵を透明プラ板に写して透明型紙にして、午後の日差しのあったかいベランダでノコギリ作業。山桜材を手頃な大きさに切断して、さあやるぞーとラジオをつける。
 こないだ通販で買った肥後守の小刀、今日初めて使ったけど、なかなか使いやすい。ラジオ聞きつつ木を削ってるだけで、なんだか幸せな気持ちになる。


 昼から飲んでるくせに夜は夜で飲んでたら、東京創元社から文庫版『シチュエーションパズルの攻防』のカバーラフ画像が届いた。
 まだ公開しちゃいけないそうなんでここにのっけられないのが残念だが、僕の小説とはとても思えないくらい美麗な表紙画である。連載時・単行本・文庫と3パターンの絵を見比べてみるとなかなか興味深い。
 で、年明け〆切でこの文庫版のあとがきを書くことになってるんだけど、その中でで実際にシチュエーションパズルで遊んでる例を紹介する予定。担当編集者とはメールでもやりとりしてるんだけど、読者参加企画ってことで、ご興味ある方はご参加ください!


【問題】
 短編『シチュエーションパズルの攻防』のラストでは、サンゴ先生からの質問に対してミーコママが『イエス』と答えたかのようににおわせて終わっています。
 しかし実のところ、作者が密かに想定していた答えは『ノー』でした。
 さて、どういうことでしょう?
【参加方法】
 facebookmixiでもその件に触れてますので、コメント欄に、謎を解くための質問を書きこんでみてください。
 ただし、イエスかノーで答えられる質問にかぎります。
 たとえば、「サンゴ先生は酔ってましたか?」って質問はOKですが、「ミーコママは何を飲んでましたか?」って質問はNG。質問を積み重ねて謎をめぐる状況を浮き彫りにしていき、謎解きを楽しもうって遊びなのです。
 さあ、あなたは質問を繰り返して真相に迫ることができるか……って、発表してから何年もたつってのに、いまだに正解者はゼロなんだよなあ。ちゃんと本文の最後で出題してるし伏線も張ってるし、それなりに「読者への挑戦」だったと思うんだけどなー。