療法食の返金と季節感の混乱

一晩でここまで積もった

 昨日はぽかぽか陽気だったので洗濯や庭仕事に励んだんだけど、今日は朝から肌寒いので、下山していろいろ用事を片すことに。
 いろいろ回る中で動物病院にも寄ったんだけど、獣医師処方の療法食ドッグフードを買おうとしてびっくり。――十数キロの大袋が無料でもらえた上、逆にこっちがお金を貰えたのだ。こんな経験、生まれて初めてである。
 実は以前、ここの先生から、フード会社がキャンペーンをやってるから、フード袋のバーコードをためて応募葉書や応募カードに貼ってもってきなと言われたことがあった。住所氏名を書いとけばあとはこっちで手配してあげるからと言われたので、細かいことは気にせずにただ指示に従っといたのだが……これが、「バーコードを送ると割引」とか「何袋か買うと1袋無料」とかいうサービスだったのだ。そのキャンペーンの成果が重なったもんだから、「1袋買うつもりが無料、逆にお金もらえる」なんて結果になったのである。
 まあキャンペーン内容を説明されれば納得はいくのだが、なんだか不思議な気分であった。物を買うとお金をもらえるってネタ、子供の頃に『ドラえもん』で読んだなーと、しみじみ思いだしちゃったりなんかして。


 車の窓を開け、下界は桜が咲いててきれいだなーと思っていたら、どこからか芳しい香りが漂ってきた。ピンときたので信号待ちの間に見回すと、道路沿いの家の庭にジンチョウゲの花を発見。今年初めてかいだ気がするし、僕はこの香りが大好きなので、ちょっと幸せな気分になれた。
 しかし、ジンチョウゲってのは桜より1カ月くらい早く開花する印象がある。少なくとも群馬で育って埼玉や東京や千葉で暮らした経験からするとそんな感じだったのだが、ほぼ同時ってのはここらが寒いからか、今年の冬が寒く春が早い天候のせいか。あとは植えてあるジンチョウゲへの日当たり具合も関係してんのかな。
 んなこと考えつつ帰宅したら、我が家の周りは午後から雪が降り出し、夜にはすっかり積もっていた。なんなんだこの季節感はーと、これはこれで不思議な気分なのであった。