ノンアルコールモヒートとピーナッツメモワール
ゴールデンウィークのお祭りイベント、炭火焼屋さんの焼鳥屋台のお手伝いに駆り出された。
お祭りの販売役で働くのは、学生時代に世田谷ボロ市でバイトして以来である。今回はバイトじゃなくてボランティアだが、お祭りで働くのって普通の労働より心楽しい気がする。朝から洗濯してちょこっと仕事した後、くろべーと共に出かけて車を走らせた。
車じゃなきゃいけない距離だし、時間を気にせず動くためには車でくろべーを同伴する必要があるのだが……車だと酒が飲めないのが困りもの。特に、目の前で酒の肴にぴったりなもんが焼かれてたり、近くを一杯機嫌の人々が歩いてたり、屋台でビールや日本酒が売られてたりする環境というのはなかなかに欲求不満である。
そーいやボロ市で働いた時は、寒波到来でえらく冷え込む中、熱燗のコップ酒で体を温めながら働いたっけなーってことを思い出す。今日は見事なまでに春の陽気で風もなく日差しもあたたかいので熱燗がほしくはならないが、それならそれでビールが飲みたくなるのだ。ビールばかりじゃなく、ホッピーを売ってる屋台も結構あって、そのチョイスが粋だなーって思うとしみじみ飲みたくなる。
んなことばかり考えてるとアル中みたいだが、そんな時にかぎって生ライムと生ミントを使ったノンアルコールモヒートを差し入れていただいた。これが実に美味しいもんだから、これでラムが入ってたらどんだけうまかろうと思わずにはいられない。いや自分からはカクテルってほとんど飲まないんだけども。
自分からはほとんど飲まないといえば、ここ数年ビール系の擬似飲料はなるべく飲まないようにしていた。一度エンドウ豆由来のビール風アルコール飲料を飲んで気持ち悪くなったことあったし、ほとんど贅沢らしいことをしない生活なんだからビールくらいは高いもん買ってもいいやと思ってたのだ。
ところが最近、「ビール」ではなく「リキュール(発泡性)」と書かれた酒を好んで飲むようになってしまった。ふと味見した「麦とホップ赤」が美味かったせいなんだけど、こういうのも一種の堕落だろーか。あるいはアベノミクスによるデフレ脱却ムーブメントに対するアンチテーゼとは……いえねえか、やっぱ。
話は変わって、今日のお祭りの屋台の中に、「指定した日の新聞をプリントアウトしてくれるサービス」ってのがあった。
こういうのって調べ物のために新聞の縮刷版をチェックするのとは微妙に違うから、やはり誕生日とか結婚記念日とか、個人的に思い入れ深い日をオーダーするもんなのだろーか……などと考え、ふと思い出したのが最近読んでる本。ここ数日、チャールズ・M・シュルツの『スヌーピーの50年』という、傑作集かつ回顧録みたいな本を読んでるのだ。
- 作者: チャールズ・M.シュルツ,Charles M. Schulz,三川基好
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あ、そんで話を戻すと。
過去に何かしら思い入れのある年月日があるのなら、その日の新聞の一面やらトップ記事やらを見るのもいいけど、その日の『PEANUTS』作品を読んでみると面白いのじゃなかろーか。時に哲学的なほど含蓄深い言葉があったりするし、絵柄のデザイン性の高さは言うまでもないわけで、そういうプリントアウトサービスがあったら申し込みたいもんだなーと思う。やっぱり新聞の紙面よりはシュルツさんの絵の方が魅力的だもんなー。
などと考え、そーいや俺って昔、図書館の本で1971年7月9日『PEANUTS』を探したことがなかったっけなと思いだす。なのにどーゆー話だったか思い出せないのは、見つけられなかったのか忘れちゃったのか。日本版は無節操なほどに様々な形で出版されてる上に時期的な順番をばらしてる編集が多いから、そういうのを見つけるのも結構大変なんだよな。
そーいえばネット上にそういう検索サービスがあったような気もするんだけど、我ながら記憶は曖昧である。今日のブログもなんだかとりとめないなーと思うんだけど、こういう文章になっちゃうのも手伝い疲れと「麦とホップ赤」の酔いのせいってことにしておこー。