エグゼクティブ新名簿とアコースティック親和力

モミジイチゴは焼酎とブランデー漬けに

 東京ウォーカー続報。本日管理事務所にて掲載誌拝受。実に発売日から1カ月以上過ぎてよーやくゲットできたわけですが、同封されてた手紙によると「倉庫が空になってしまい、献本用の本を準備するのに時間がかかってしまいました」とのこと。もしや献本用にわざわざ増刷してくれたのだろーか。
 ちなみに、掲載誌の大きな封筒と一緒に、同じく(株)KADOKAWAから、定型内くらいの普通サイズの封筒も届いていた。何だろなと思って見てみたら、中には上等な紙が入ってて、株主総会と取締役会で新役員が決まったとかで、ずらっと偉いさんの名前が印刷されていた。もしやこの役員人事とカレー特集に何か関係が……あるわけねーか、やっぱり。
 何はともあれ、くろべーの載った雑誌として『愛犬の友』や『メンズノンノ』と一緒に保存しとこーと思います。こないだすっ転んで鼻の下に傷をこしらえちまったことだし、男前時代の写真は貴重かもしれんもんな。


 続報つながりで、一五一会の話。おいらの微々たる成長話の続報です。
 こないだギターの得意なチェス友から、ハイロウズの『日曜日よりの使者』に合った右手のストロークを教えてもらった。8ビートで「↓・↓↑・↑↓・」って感じ(ナカグロは空振りね)でリズムを刻む弾き方なんだけど、しばらくこの練習をしてて、最近どーにか、特に意識しないでも弾けるようになってきた気がする。

日曜日よりの使者

日曜日よりの使者

 不思議なもんで、メモ用紙にリズム譜を書いてもらって、それで一人で練習してみてもどーもぴんとこなかった。再現する技術がない上、それでいーのかどーか自分でよく分からないっていう、我ながらしょーもない状況だったんだけど、それを打開してくれたのはつじあやのの『風になる』だった。以前別の友人からもらったCDに入ってたアコースティックバージョンの演奏がこんなリズムじゃなかったかなーと思い出し、引っ張り出して聞いてみたらいいお手本になったのだ。
風になる

風になる

 で、『風になる』でストロークのリズムに慣れたところで、再びハイロウズに戻ってみたところ、最初うまくいかなかったのが嘘のように気持ちよく弾き語れた。まっすぐな歌詞とシンプルなコード進行のおかげで、一五一会アコースティックバージョンに合うんだなーなんて感心しきり。なにしろ一と四と五のコードだけしか使わない3コードの曲だし、一五一会の一のコードは開放なので何も押さえなくていい、つまり四と五の押さえ方だけ把握してりゃあいいわけで、初心者が最初に弾き語るべき曲は『日曜日よりの使者』なんじゃないかとさえ思う。
 『日曜日よりの使者』に限らず、8ビートのストロークってことで、これまで弾いてきた曲をあらためてやってみたら、気持ちよくハマる曲が結構多かった。こりゃ便利だなーと思いつつ、やはりブルーハーツの曲が格段に気持ちいい気がするのは気のせいだろうか。なんというか、僕の腕で弾き語っててもしょぼく聞こえる曲が多い中、ブルハの曲はアコースティックな状態でもしっかり馴染むような気がするんだよね。
 これまで僕の中で、パンクロックとアコースティックギターって特に結びつくイメージなかったんだけど、一五一会の4弦の響きはパンクと相性がいいとかあるのかなー? あるいはブルーハーツだけ特に馴染みがいいのか、それとも単に僕の好みの問題なのか。いちど音楽理論に詳しい人に解説してほしいと思ってしまう。
 何はともあれ、『日曜日よりの使者』に続いて、『青空』とか『夕暮れ』とか『キスしてほしい』とか『夢』とか、ブルーハーツの名曲を手作業でコード変換しては弾き語る日々を送っています。分数コードにさえ出くわさなければいい感じで弾ける曲ばかりだし、ブルーハーツの曲って多少間違えてもとっちらかっても許してくれるようなところが嬉しいね。
青空

青空

夕暮れ

夕暮れ

キスしてほしい/チェインギャング

キスしてほしい/チェインギャング

夢

 ――いや、そんなことはギター持ったばかりのバンド少年たちだって百も承知なのかもしれんけど、一五一会をもって10カ月にしてようやくその気持ちがわかった気がする今日この頃なのです。