3本の一五一会と2冊目のキリギリス

旧型奏生3色コンプリート

 しまった。せめて月に1回くらいはブログを書こうと思ってるってのに、気づいたら2月が終わっていた。
 これも他より短い月だからだな……と暦のせいにしてみたが、今年はうるう年で29日あるんだよな。他より短いったって1日か2日のことか。単に迂闊な性格してるからって認めた方がよさそうだ。
 2月の出来事で特筆すべきことと言えば――妙な展開で、一五一会の奏生が我が家に3本揃ったってことだろうか。しかも2009年のモデルチェンジ前の卵型のデザイン(僕はそっちの方が好きなのだ)で、市販されてる3色揃い踏みである。並べてみるとなかなか壮観で、なんか嬉しくなってくる。意味もなく弾き比べたりなんかしてね。
 なんで3本もゲットすることになったかといえば、もともと持ってた1本に加えて手頃なのを2本見つけたから……って以上に、僕の周りの一五一会に興味を持ってる友人に広めたいからである。やっぱり一人で弾き語ってるよりはみんなでわいわいやる方が楽しいのだ。
 僕の1本と、もう1本は譲り先が決まってるんだけど、残る1本は早いものがち応相談。当面は我が家に3本ある状態なので、遊びにきた人と一緒に弾いて楽しみたいなと思ってます。


図書室のキリギリス (双葉文庫)

図書室のキリギリス (双葉文庫)

 あと書いとくべきこととしては、おかげさまで去年の秋に文庫が出て結構売れた『図書室のキリギリス』の続編を書くことが決まりました。1冊目で学校司書になった高良詩織が、2年目も仕事を続けられるのか……ってな話を書こうと思ってます。 ぼちぼち準備を始めてるとこなんで、「こういう話を書いてほしい」とか「こういう本を取り上げてほしい」とか「学校司書のこういう面に言及してほしい」とかのご意見があったらお寄せください。僕の素朴な質問や取材に応じてくださる親切な学校司書の方も募集しております。――実はあてにしてた先が一つだめになっちゃったようで結構こまってるのです。
 ぶっちゃけた話、図書館関係の人って、「資料を紹介するのが図書館員の仕事で必要以上に立ち入るべきじゃない」っていう職業倫理のせいか、あまり突っ込んだ話を聞かせてくれない気がしてます。これは図書館がらみのルポやエッセイを書いてた頃から何度も経験してるんだけど……僕の文章に対して「ちょっと違うんだよね」とか「実際の様子を書いてほしい」とか「世の中に誤解を広めないでほしい」とかのご意見は時々見かけるわりに、「どう違うのか」とか「実際はこうなのだ」とかいった声は届かないのです。こちらも間違いがあったら直すし特筆すべき情報があるなら取り入れたいと思ってんだけど、ネットなんかで直接そうお伝えしても、相手は必ずといっていいほど沈黙してしまう。別に議論をしかけたいわけじゃなく、ご意見聞きたいだけなんだけどなあ。
 もちろん、明らかに僕の文章は読んでない人が「○○を読め」なんて言うだけだったりする例もあるし(実は読んでたりして)、学校図書館事情はほんとに様々だから、言われた通りになるかは分からないけど、それでもご意見あるなら詳しく聞きたいってことは多い。専門家から教わったりお話を聞いたりというのは嫌いじゃないし、小説執筆についての何よりの滋養になると思ってますので、教えてやってもいいぞって方はご一報ください。セカンドシーズンで書く話はいくつか決めてあるけど、その後くらいに反映されたりすることもあるかと思います。