残り物の料理と掘出し物の資料

takeuchimakoto2006-02-08

 最近、「なんちゃってハヤシ」という料理に凝っている。
 ハヤシライスのルウというか、デミグラスソースっぽい味付けで冷蔵庫の残り物を片付ける簡単料理である。もともと残り物を処分するために考案した調理法なんだけど、最近それを美味しく作る感覚が分かってきたのだ。
 スーパーでよく売ってる半生タイプの焼きソバで、フライパンで炒めて粉末ソースをかけて味付けするってのがあるけれど、僕はその粉末ソースをあまり使わない。自分で塩胡椒とか醤油とかの味をつける方が美味いし、ソース味にするにしても皿に盛り付けてから粉末じゃないソースをかける方がずっと美味いのだ。
 で、必然的に粉末ソースが余る。それはソース味の野菜炒めや焼き飯に活用してたのだが、それでもどんどんたまってきたので、あるとき思いつきでトマトピューレと一緒に煮込んでみた。そしたらいい感じにデミグラス風になったので、そこからいろいろアレンジしていくことにした。
 香味野菜やスパイス、牛乳やチーズといった乳製品で仕上げると、結構いける味になるのだ。そこに余った肉類や野菜を放り込み、ハヤシライスみたいにご飯にかけたりパスタソースにしたりパンに塗ってピザトーストみたいにしたり。これがなかなか活用範囲が広くて重宝なのである。


 そんな朝食の後、午前の仕事を終えてから車で買い出しへ。ビールが切れてるのでいつも箱買いしている酒屋に向かったのだが、店頭の路駐スペースには先客の車が止まっている。こりゃ停められねーなと思ってその手前のチェーン系古本屋の駐車場へ。酒屋はもちろん、本屋や古本屋でも何かしら買うものはあるってのが僕のパターンなのだ。
 で、今日見つけたのは講談社の『人物20世紀』っていう事典。前々から図書館での調べ物に使ったりして、なかなか便利だなーと思ってた本である。うちの仕事部屋にも一冊ほしいと思ったのだが、なにしろ高いので(¥15000也)躊躇していた。それが千円でお釣りがくる値段で売ってたんだから即買いである。こういうのってお宝発掘の気分だよな。
 重たい本をほくほくと車に積み込み、ついでに酒屋で買い物してビールの箱やカットトマトも積み込む。図書館とスーパーを回って帰宅して、仕事部屋の寝椅子にくろべーと寝転んでマッサージ機能を入れつつ『人物20世紀』のページをめくる。調べ物の資料としてはもちろん、のんびり読むにも楽しい本だよな。人物20世紀
 こうなると次は『20世紀全記録』もほしいけど、さてそれは幾らで買えるだろうか?