久々ブログと久々ハルキ
久しぶりにブログを書きます。いろいろ大変だけど、どーにか元気にやってます。
生活はだいぶ(さらに?)いい加減になってるけどひとまず再建、今は仕事を頑張りたいって心境。これから春にかけて、いくつか告知したいことがあるので箇条書きで。
・2月12日発売の、『ミステリーズ!』69号に短編が載ります。
辻堂珊瑚朗シリーズの……第何話になるんだっけな。セカンドシーズンでは第3話にあたる『トラブルメーカーの出題』という作品。
書いたのは一昨年だったっけかな、何だかんだで2015年2月発表ってことになったけど、うまいぐあいに作中で言及してる『オリエント急行の殺人』が三谷幸喜脚本でフジテレビの特番になったらしいので、タイムリーっちゃあタイムリーかも。
- 作者: 近藤史恵ほか
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/02/13
- メディア: 単行本
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・3月20日頃には、長編『ぱらっぱフーガ』が双葉社より刊行されます。
双葉社のウェブマガジン「カラフル」で連載していた吹奏楽小説が単行本になりました。珍しく恋愛要素の強い作品だし、音楽についての賛歌小説でもあるので、僕の最も好きな一五一会って楽器も作中に登場させてみました。一五一会の出てくる初めての小説だったりすると、ちょっと嬉しいなあ。
・4月には、文章で参加した絵本が発売されます。
これはまだ、詳細については公式発表になってないのかな……某ご当地キャラの事務局と知り合って、絵本を出したいってことだったので絵本作家さんを紹介して実現した企画。僕は近年興味を持って勉強してる昔話をはじめ、いろんな伝承をリミックスして一本のストーリーにしたてました。
それから、もう一つの久しぶり。
久しぶりに村上春樹の小説を読んだ。『女のいない男たち』所収の『イエスタデイ』って短編。(『ドライブ・マイ・カー』は雑誌で読んだけど、一連のアホくさい報道にげんなりして単行本になっても手にとってなかったのだ)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: 単行本
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読み始めてすぐ、ああビートルズの曲のタイトルつながりで、『ノルウェイの森』に対する反歌みたいな感じかな、と思った。でもそこにはとどまらない要素もいっぱいあって、それが短編としての味わいになってる。関西弁のコミカルさも僕好み。――僕自身は自分の書いたものが「青春小説」と呼ばれることに戸惑いと懐疑を抱いてるんだけど、こういう小説こそ青春小説と呼ばれるべきじゃないのかなあ。
読んでいて、大学時代に仲の良かった女の子のことを思い出した。ある日いきなり、湯島天神に行きたいと僕を誘ってくれて、でも間違えて湯島神社にいっちゃって、それからあのあたりを結構長く散歩して……みたいな思い出。当時は『ノルウェイの森』の直子との散歩みたいだと思ったものだけど、今また『イエスタデイ』を読んでその日のことを思い出すってのも感慨深いものがあるな。
その後、どこかのお寺に嫁いだ順子ちゃん、今も元気かなあ。「神道ちゃうんかい!」っていうツッコミを、僕は20年くらいたってから思いつきました。
火事報告と業務連絡
11月15日夜、自宅を全焼する火事を起こしてしまいました。
ご迷惑・ご心配をおかけした皆さまに、あらためてお詫びいたします。
僕もくろべーもどうにか無事で、27日から新しい住居に移っております。
出火元は一階暖炉、というかその周辺の柱や壁でした。
とはいえ、僕としては炉内で普通に薪を燃やして暖房や調理に活かしていただけでした。
実況見分によると、暖炉周りの耐熱工事が充分でなく、暖炉の熱が柱や壁に伝わって、炭化した木材が燃え出したようです。
しかしそれも倒壊後に分かったことで、購入段階から火災に至るまで危険性の説明はありませんでした。
この点については法的措置をとれないか、弁護士に相談したいと考えています。
いろんなものを失いましたが、たくさんの方から温かいご支援をいただきました。
寒くてつらい状況だけに、ご親切本当に身にしみました。この場を借りてお礼申し上げます。
咄嗟に財布や免許・保険証を持ち出せたので、当面なんとか生活しております。
しばらく残務処理に忙殺されそうですが、一から再出発と思っております。
何はともあれ元気出して、くろべーや周りの方々とのお付き合いを大切にしていきたいです。
焼失にともない、郵送先住所や仕事で使う口座も変更しております。
仕事でお付き合いがあった方など、連絡先が分からないため、こちらからご報告できずにおりますので、よろしければメールやフェイスブックでご連絡ください。折り返しこちらから新住所等お知らせいたします。
サルの鉄拳とパンの名店
朝の散歩で、うちの敷地を一歩出た途端、たくさんの猿と遭遇。栗の実がそこらじゅうに落ちてる季節ってことで(なにしろ我が家からは栗を踏まないと舗装路に出られない)、みんな懸命に食いまくってるようだ。
それに最近は猿どもも図太くなってきて、僕はもちろん、くろべーがある程度まで近づいても逃げやしない。写真を撮るにはいいのかもしれないが、洗濯ものや布団を干すのに困るので近寄ったら怖いって感覚はなくさないほしいんだよなー。
まあ数メートルの距離に近づくと逃げるのだが、個体ごとにその境界線は違うようだ。どうやら群れの暗黙の了解として、子供やメスは早めに逃げて、大人の雄は最後まで前線に立つってしきたりがあるようだ。この際だからと近い距離からスマホの画面いっぱいにアップで撮影してたら、僕の接近に苛立ったオス猿は威嚇のパンチを放ってきた。まあ腕振ったからって届く距離じゃないのだが、拳の当たったツツジの枝がばきっと折れて落ちてきたりして、結構おっかなかった。
スリリングな朝を過ごした後は下山して、お昼に駅で待ち合わせ。連載の終わった『ぱらっぱフーガ』の単行本化に向けての相談。
基本的には仕事の話とはいえ、台風一過でいい天気だってことで高原へドライブ。車を走らせながら、美味しいパン屋を何軒か案内してて気づいたんだけど、このあたりは店によってパンのルーツが違うようだ。道すがらドイツ風、フランス風、イギリス風とヨーロッパめぐりみたいになってるし、今回のルートとは別の観光客詰め掛けスポットには北欧風の店もあるようだ。どこの店のパンを好むかは好みだけど、いろんなパンを食べ比べてみるだけでも楽しいかもね。
で、僕らのお昼は某有名ベーカリーカフェで美味しい料理を食いまくり。あれこれ食べつつ、ふと栗を食いまくってた猿の群れを思い出した。そーいや最近、くろべーも散歩中に落ちてる栗やドングリを拾い食いしまくってんだよなー。
あ、そうそう、打ち合わせもしっかり済ませて、『ぱらっぱフーガ』の単行本は来春刊行を目指そうってことになりました。結構先だけど、これは僕がさぼってるからじゃなくて関係各所の諸事情を勘案してのことなのでご容赦あれ。――ていうか皆さん、買ってねー。
にしても、大して多作でも多忙でもないわりに、またしても近い時期に2冊続けて刊行って感じになるのかなー。そこで止まらんように、どんどん書いていきたいもんである。
連載の最終回と絵本の舞台化
Webマガジン「カラフル」(http://www.f-bungei.jp/)連載の吹奏楽小説『ぱらっぱフーガ』の最終回が公開された。これから単行本化に向けての直しはあるにせよ、何はともあれひと段落ってことで、最近はのんびり遊んで暮らしている。
その一環として、福島県白河市で開催されてる「ご当地キャラこども夢フェスタin白河」ってのに小旅行。仕事絡みの打ち合わせが主目的で、ついでにイベント見物って感じなんだけど、僕は去年このイベントに来て以来、妙にこういうのが好きになっちゃったのだ。白河はかつて暮らしたことのある街だし、日常の風景の中で2頭身や3頭身のご当地キャラがうろうろしてるのを見てるだけで、藤子不二雄の世界にまぎれこんだようで楽しくなってくる。様々なキャラクターの造形を眺めつつ、いったいどういうコンセプトでこういうデザインになったんだろうと考えるのも知的刺激な気がするし。
その中で、個人的に一番応援しているキャラクターがいる。一応まだ名前は伏せておくけれど……去年このイベントに来て初めて知って、その後ひょんなきっかけでその仕掛け人というか、主催団体の方と知り合い、仕事として関わることになったのである。そこの社長さんがそのキャラクターを使った絵本を作りたがってたとかで、僕が絵本作家さんを紹介することになり、僕が文章を書き、彼女が絵を描いて絵本を制作することになったのだ。
知り合って1年後のイベント当日、その絵本用の原画が納品されることとなった。なんだかんだで刊行は2015年春ってことになったが、何はともあれ完成って気分を味わいながらゆるキャライベントを見物。それぞれのキャラクターの宣伝ブース、街角各所に設けられたステージでのショー、着ぐるみキャラのパレートや街歩きって感じであちこち見回せば不思議な生き物がうようよしてる。去年も見かけた同じキャラクターや、新たに生まれたらしきキャラクター、微妙にデザインを変えたキャラクターなんかもいて、きょろきょろ見回してるだけで飽きない。
そしてイベント終了後、納品&打ち合わせ。依頼側のお二人も原画の出来を喜んでくださってて嬉しいかぎり。
僕の書いたスト―リーも、早速活用されてたらしい。到着時刻の関係で、イチオシ某キャラのステージショーは見られなかったんだけど、聞けばそのステージで、絵本用ストーリーの一部を抜粋した寸劇が上演されてたんだそうな。
出版の前に、早くも舞台化されたようなもんで、それを上演後に知らされるのもなんだか不思議な気分である。もともと本格的な舞踊をおさめた上でのステージングを見せるキャラクターだし、そのショーのための脚本や演出もプロの方々が手がけたとかで、寸劇とはいえかなり力のこもったものらしい。某キャラの追っかけファンもいることだし、見た方々の感想を聞いてみたいもんだなー……ていうか俺も是非見たいぞそのステージ。
その絵本用ストーリーってのは、ご当地キャラクターの設定を一通り聞いた後、既存の伝承や史実を織り交ぜ、僕の創作として書き上げさせてもらった。それがこうして上演されたってことは、僕の作ったストーリーが公式にそのキャラクターの由来となったわけで、こういうのも光栄っちゃあ光栄だなーと思う。
絵本用だから短いお話なんだけど、各種伝承のエッセンスや小説的手法を活かしたものになったし、ここ数年小沢俊夫さんの昔話理論を勉強していたおかげで各地の昔話や民話を素材にすることができた。いつか小説に活用したいと思っていたものが、思わぬ形で一足先に生きたって感覚で、人様のキャラクターを使ったわりに不思議と感慨深い物語になっている。願わくば――ファンの方々に気に入ってもらえたり、ステージや絵本を通して知った方がこのキャラクターを好きになってくれたら嬉しいなーと思う。
そして楽しみなのは、来年春の絵本刊行。――僕はもともと、小説家になりたいと思うより先に童話作家になりたいと思ってた子供だったのだ。今回の絵本で童話デビューとまではいえないけれど、新たなジャンルの本が出せるのはとても嬉しいし、どんな形で展開するのかなーと期待しながら刊行を待とうと思う。
吹奏楽小説と追悼観賞会
Webマガジン「カラフル」(http://www.f-bungei.jp/)で連載してる吹奏楽小説、『ぱらっぱフーガ』のラストシーンを書き終えた。
書き上げた後って、本当にそこで終わりか確証がもてない気分になることがあるんだけど、一晩寝て起きて読み返してみて、やっぱりここでラストでいいやと確認。たしか2月くらいから連載開始だったから、半年ちょっと取り組んでたわけで、とりあえず一段落だなーとほっと一息。
僕はカレーとか自転車とかビールとか、何かもともと好きで予備知識のあるものをテーマにして小説を書くことが多いけれど、今回の吹奏楽はそうじゃなかった。「吹奏楽の青春小説を」って依頼を受けるまで、吹奏楽にまつわる知識はほぼ皆無(ユーフォニアムって何?)で、小説を書きつついろいろ知っていった感じなんだけど、これがいい経験だった。おかげで吹奏楽のいろんな魅力に触れられたし、自分でも吹奏楽曲をよく聴くようになったし。
僕はもともとインスト曲はよく聴く方だったのだが、「ジャズのビッグバンドは好きだけどオーケストラはちょっと苦手」っていう、自分でも何故だか分からん傾向があった。それが小説のためにいろんな吹奏楽曲を聞いてるうちに、「そーか吹奏楽ってビッグバンドとオーケストラの中間にいるんだな」って認識に達した。いやそれが正しいのか知らんけど、個人的にはそういう把握の仕方をして、それを契機にオーケストラやクラシックも聴くようになってきた。こうやって仕事を通して自分の趣味の幅が広がるのって、人生を豊かにしてもらえたようで嬉しいね。
余談ながら、資料や勉強としていろんな本を読んでく中で、一番影響を受けたというか、感覚的に刺激を与えてくれたのは小澤征爾さんの本だった。前から『僕の音楽武者修行』は読んでたけど、執筆中に何度か再読したし、村上春樹さんとの対談本とかCDのライナーノーツとかもあれこれ読んだ。内容的には直接関係ないんだけど、音楽と言葉を繋ぐ回路を開いてくれるような、不思議な心地よさがあったのだ。そういう意味でも世界のオザワってすごいなあ。
- 作者: 小澤征爾
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- 作者: 小澤征爾,100年インタビュー制作班
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ファンといえば、高校時代に『いまを生きる』を見て以来、ずっとファンだったロビン・ウィリアムズさんが亡くなった。
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ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら・・・ (Man Of The Year) [DVD]
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以前から気になってはいた作品なんだけど、日本では劇場未公開ってことで見る機会もないまま今に至っていた。見ながらDVDジャケットで制作年度を確認せずにおれなかったんだけど……これが2006年に全米で公開されてたってのがなんとも興味深い。「投票システムのエラーで大統領に当選」っていう設定自体、2000年11月にジョージ・W・ブッシュが投票システムと司法システムを駆使して大統領の座を簒奪したってことのパロディーではないか。
そりゃまあ、そんな映画がブッシュ再選の前に公開できるわけもないから2006年公開なんだろうけど、まだブッシュが現職の座にあるうちに公開しちゃったってのもすごいことだよなー。脚本・監督は『グッド・モーニング・ベトナム』のバリー・レヴィンソンだというし、娯楽作品としてまとまっていながら、実はすごく反骨精神に貫かれた作品なんじゃなかろーか。
エグゼクティブ新名簿とアコースティック親和力
東京ウォーカー続報。本日管理事務所にて掲載誌拝受。実に発売日から1カ月以上過ぎてよーやくゲットできたわけですが、同封されてた手紙によると「倉庫が空になってしまい、献本用の本を準備するのに時間がかかってしまいました」とのこと。もしや献本用にわざわざ増刷してくれたのだろーか。
ちなみに、掲載誌の大きな封筒と一緒に、同じく(株)KADOKAWAから、定型内くらいの普通サイズの封筒も届いていた。何だろなと思って見てみたら、中には上等な紙が入ってて、株主総会と取締役会で新役員が決まったとかで、ずらっと偉いさんの名前が印刷されていた。もしやこの役員人事とカレー特集に何か関係が……あるわけねーか、やっぱり。
何はともあれ、くろべーの載った雑誌として『愛犬の友』や『メンズノンノ』と一緒に保存しとこーと思います。こないだすっ転んで鼻の下に傷をこしらえちまったことだし、男前時代の写真は貴重かもしれんもんな。
続報つながりで、一五一会の話。おいらの微々たる成長話の続報です。
こないだギターの得意なチェス友から、ハイロウズの『日曜日よりの使者』に合った右手のストロークを教えてもらった。8ビートで「↓・↓↑・↑↓・」って感じ(ナカグロは空振りね)でリズムを刻む弾き方なんだけど、しばらくこの練習をしてて、最近どーにか、特に意識しないでも弾けるようになってきた気がする。
- アーティスト: THE HIGH-LOWS,真島昌利,甲本ヒロト
- 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
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- アーティスト: つじあやの
- 出版社/メーカー: Speedstar
- 発売日: 2013/03/21
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『日曜日よりの使者』に限らず、8ビートのストロークってことで、これまで弾いてきた曲をあらためてやってみたら、気持ちよくハマる曲が結構多かった。こりゃ便利だなーと思いつつ、やはりブルーハーツの曲が格段に気持ちいい気がするのは気のせいだろうか。なんというか、僕の腕で弾き語っててもしょぼく聞こえる曲が多い中、ブルハの曲はアコースティックな状態でもしっかり馴染むような気がするんだよね。
これまで僕の中で、パンクロックとアコースティックギターって特に結びつくイメージなかったんだけど、一五一会の4弦の響きはパンクと相性がいいとかあるのかなー? あるいはブルーハーツだけ特に馴染みがいいのか、それとも単に僕の好みの問題なのか。いちど音楽理論に詳しい人に解説してほしいと思ってしまう。
何はともあれ、『日曜日よりの使者』に続いて、『青空』とか『夕暮れ』とか『キスしてほしい』とか『夢』とか、ブルーハーツの名曲を手作業でコード変換しては弾き語る日々を送っています。分数コードにさえ出くわさなければいい感じで弾ける曲ばかりだし、ブルーハーツの曲って多少間違えてもとっちらかっても許してくれるようなところが嬉しいね。
- アーティスト: THE BLUE HEARTS,真島昌利
- 出版社/メーカー: トライエム
- 発売日: 2002/02/06
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- アーティスト: THE BLUE HEARTS,甲本ヒロト,真島昌利
- 出版社/メーカー: トライエム
- 発売日: 2002/02/06
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- アーティスト: THE BLUE HEARTS,真島昌利,甲本ヒロト
- 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
- 発売日: 2002/02/06
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「東京ウォーカー」と『ぱらっぱフーガ』
いまだに掲載誌が届かないんだけど、先週出た「東京ウォーカー」のカレー特集号で、おすすめのカレー屋さんを紹介してます。
Tokyo Walker (東京ウォーカー) 2014年 7/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/06/03
- メディア: 雑誌
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ところが、伝えるまでもなく、お店には既に「東京ウォーカー」が何冊も置いてあった。聞けばもともと定期購読してたんだそうで、掲載されようがされまいが普通に読んでたのだそうな。カレー特集号の該当ページにはしっかり付箋が貼ってあった。お客さんも見てくれてるようだし、たまに来るお客さんが記事を見て来店してくれる気になってるなら嬉しいかぎり。
そして何より、お店のご夫婦がとても喜んでくれてるのでよかった。これまでは注文や会計の際に二言三言喋るくらいだったのが、いろいろお喋りもできたし。――それで教えてもらったのだが、これまで0〜7までだと思ってたカレーの辛さ指定、実は15まであるんだそうな。いや辛いの不得意な僕には関係ない話ですが。
穏当な辛さ指定で注文した季節の野菜カレーセットを待つ間、カレー特集をばーっと一読(っていうか、僕はここで初めて掲載誌を手に取って読むことができたのだ)。「カレー好き100人が選ぶ極上カレー」とかいって、100人のコメントや紹介店がのってんだけど……100人選ばれた面々は芸能人が多いせいか、プロフィール写真の欄には、ちゃんと律儀に自分の顔を載せてんだなー。ていうか、漫画家さんを別にすれば、自分の写真以外のものを載せてるのって俺だけじゃなかろーか?
ちなみに僕は、写真提供を求められた際、自分の顔ではなく、くろべーのニコニコ顔の画像を渡しておいた。別にワガママいったわけじゃなく、「顔が映ってないもの(例えば後ろ姿とか愛用の品とか著作品をもって顔隠したりとか)でも結構です」って依頼されたもんで、じゃあくろべーでいいやと思ったのだ。僕の顔をさらしたって誰も喜ばんし、以前のように頭のおかしい作家志望に寄ってこられるのも嫌だし、くろべーの顔を載せると喜んでくれる人は複数いるんだもの、そりゃあ俺の顔なんか送ってる場合ではない。
しかしなんとゆーか、美人女優や男前アーティストと並んで、くろべーの顔がでーんと載ってるのは、しみじみ不思議な光景だ。いや僕としてはとても嬉しいのですけども。(だからちゃんと掲載誌おくってね)
いろいろ用事を済ませて帰宅したら、『あるある吹奏楽』で有名な音楽ライターのオザワ部長さんからメールがきていた。
- 作者: 吹奏楽部あるある研究会,菊池直恵
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2012/04/23
- メディア: 新書
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そもそも、今日カレー屋さんまで出かける気になったのは、昨日までこの連載の原稿に苦しんでたからで、それを切り抜けた途端にいろいろ嬉しいことが重なるってのもいいもんである。――美味しいカレーを食べた帰り道、酒屋さんでは大好きな地酒を購入できたし。
そんなわけで、くろべーの散歩も済ませた後は、晩酌でいささか飲みすぎましたとさ。